主将も遼くんに感心「オオカミの群れに放り出されたが…」 

[ 2009年10月12日 10:45 ]

最終日、11番でティーショットを放つ石川遼

 【プレジデンツ・カップ】石川が49歳ペリーとの“31歳差対決”を制し、最終日を白星で終えた。「絶対に最後までへばりつこう」との言葉通り、白熱の接戦を制した。

 米ツアー通算14勝のペリーに4番で先制を許したが、7番でバーディーを奪い返す。1アップで迎えた16番。1・3メートルのバーディーチャンスにつけたペリーに対し、石川はカラーから7メートルを沈めガッツポーズ。最後は17番でペリーが力尽きた。
 石川にこの大会3戦全敗のペリーは「あの少年は僕を引退に追いやった」と冗談交じりに降伏宣言。敗れた世界選抜で最多3ポイントの石川も「成長を生かせた結果」と胸を張った。
 初日にウッズ組に大敗した後も、攻めを貫いた。ノーマン主将は「オオカミの群れに放り出され、ウッズに敗れた後、そこからの立ち直りは見事だった」と絶賛した。主将推薦に応えた石川も「忘れられない1週間」と笑顔。世界の大舞台でも輝きを放った18歳は「2年後の大会には自力で出場できれば」と次への抱負を語った。(共同)

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2009年10月12日のニュース