愛ちゃんのパートナー“マツケン”は世界狙える逸材

[ 2009年4月25日 17:07 ]

 卓球の世界選手権(28日―5月5日・横浜アリーナ)に出場する男子日本代表に「将来は世界のトップを狙える逸材」と評される高校生がいる。

 18歳の松平健太(青森・青森山田高)はドイツリーグでのプレーを終え、4月中旬に日本代表に合流。24日の公開練習では天性の柔らかいボールタッチや反応力を披露した。福原愛(ANA)と組む混合ダブルスを合わせ3種目に出場する。2年ぶりとなる世界選手権に向けて「世界ランキングの上位の人に一つでも多く勝って、次につながる大会にしたい」と意気込む。
 石川県七尾市出身。両親が経営するスポーツ用品店には卓球場が併設され、今回ともに日本代表に選ばれた二つ上の兄、賢二(青森大)と幼少期から卓球のラケットを握って育った。父親の清志さんは「健太は子どものころから人ができないことを簡単にやれた。センスが違った」と話す。
 2006年の世界ジュニア選手権シングルスを男女を通じて日本人で初制覇し、才能を世に知らしめた。ドイツでは欧州の強豪とプレーをしたことで戦術に幅が出て、フォアハンドに磨きがかかったという。
 「世界を、あっと驚かすのは水谷隼(明大)より健太かもしれない」。日本代表の宮崎義仁監督もその可能性に期待を懸けている。

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2009年4月25日のニュース