藍 距離感ピッタリ好位置キープ

[ 2009年4月25日 06:00 ]

 USLPGAツアーのコロナ選手権第1日は23日、メキシコ・モレイラ トレスマリアス・レシデンティアルGC(6539ヤード、パー73)で行われ、宮里藍(23=サントリー)が4連続を含む6バーディー、2ボギーの69で回り、4アンダーで首位と4打差の12位と好スタートを切った。宮里美香(19=フリー)は1オーバーの74で67位。地元メキシコのロレーナ・オチョア(27)が8アンダーの65で首位に立った。

 宮里藍がスタートから一気にスコアを伸ばした。インから出て10番パー5できっちりバーディーを奪うと、ピンまで50センチにつけた13番パー3まで4連続のバーディー。15番でもバーディーを奪った後、2つスコアを落としたが、終盤の7番で8メートルのバーディーパットをねじ込んで、盛り返した。首位と4打差の12位の好位置に「流れを切らさずにラウンドできた」と納得の表情で振り返った。
 3週間ぶりに再開された米女子ツアー。その間は一時帰国し、12日までは日本ツアーのスタジオアリス女子に出場した。最終日こそスコアを落として6位に終わったが、2日目までは首位に立つなど、日本のファンに相変わらずの存在感を見せた。上田桃子、大山志保は国内に残って調整しているが、米ツアー4年目の宮里藍は主戦場にすぐに復帰。米ツアー初勝利への意欲をうかがわせた。
 今季は開幕から好調を維持。メキシコで開催される今大会も「距離(感)も合っているし、グリーンも読めている」との手応えがある。残りは3日。「上位は伸ばしてくるので、1つでも多くバーディーを重ねたい」と悲願の優勝へチャージをかける意気込みをみせていた。

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2009年4月25日のニュース