里谷　復帰後初予選突破も最下位１２位

　【フリースタイルスキーＷ杯】Ｗ杯復帰３戦目の里谷が復帰後初めて予選を通過したが、決勝ではエアで失敗して最下位の１２位。「やらなければいけないことがいろいろある。とくにエアが一番の課題。これからも頑張るしかない」と複雑な表情を見せた。２３日に発表される世界選手権の残る代表枠は「１」だが、里谷以外の候補は国内待機の若手選手。本人は不満顔でも、この決勝進出で代表入りに近づいた。

　≪伊藤　初の表彰台≫上村と同じマネジメント事務所に所属する２１歳の伊藤がＷ杯初の表彰台となる３位。「本当にうれしい。初めての表彰台は自信になる」と声を弾ませた。滑りの安定感が増した今季は全レースで決勝に進出。総合でも３位に浮上した上村に次ぐ、６位と進境著しい。３姉妹全員がモーグル選手の次女は「世界選手権もこの勢いで頑張りたい」と活躍を誓った。