マッチプレーでいきなりタイガーＶＳ遼も

　２月２５日からのアクセンチュア世界マッチプレー選手権（２５日開幕＝アリゾナ州マラナ）で、タイガー・ウッズ（３３＝米国）と石川が対戦する可能性が出てきた。ウッズは１９日、自身の公式サイトでマッチプレー選手権での復帰を表明。トーナメントの出場は昨年６月１６日の全米オープン・プレーオフ以来、２５４日ぶりとなる。左ひざを手術してリハビリに努めてきたが「今、再びプレーできる準備が整った」と、自己最長となっていたブランクについに終止符を打つことになった。

　同選手権には世界ランク上位６４人が出場。現在６７位の石川は、上位選手３人が欠場すれば繰り上がり出場できる。そのため「これで僕が出場できる可能性が減りましたね」と苦笑いしたが、まだ可能性は残されている。

　１１位のＡ・キム（米国）が左肩痛でここ３週間は休養中。１５位のＪ・ローズ（英国）は夫人がまもなく第１子を出産するため出場が微妙で、３１位のＩ・ポールター（英国）は１月に目の手術を受け、今季の米ツアーに出場していない。この３人が欠場すれば石川に出場権が転がりこんでくる。

　しかも、同選手権の１回戦の組み合わせは、世界ランクで１位ＶＳ６４位、２位ＶＳ６３位…のため、“６４番目”の石川は世界１位のウッズと対戦することになる。「もし１回戦で当たったら、僕がタイガーの優勝を後押しする形になるのかな？でも、僕のことなんか知らないですよね～」と石川。まずは、２０日夕（日本時間２１日午前）のエントリー期限が注目される。