日馬富士「毎場所、優勝を目指す」

[ 2008年12月24日 12:33 ]

新番付を手に笑顔を見せる新大関の日馬富士。右は伊勢ケ浜親方

新大関に日馬富士、252キロの山本山が新入幕(相撲)

白鵬 目標は4連覇と年間80勝(相撲)

 新大関として初場所を迎える日馬富士が24日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で記者会見した。約10台のテレビカメラを前に「優勝を目指して頑張りたい。大関は毎場所、優勝を争わなきゃいけない立場だと思っている。」と意欲満々に抱負を語った。
 番付発表の日はけいこを休む部屋が多いが、日馬富士はこの日、朝げいこをして約25番取った。大関として初めて部屋のけいこ場におり「8年前にモンゴルから来たときのことなど、いろいろなことを考えながらやった。気持ちよかった」と、感慨深げに話した。
 20日に終わった冬巡業後、強行日程でモンゴルに帰国。一昨年12月に交通事故で亡くなった父親の墓前で昇進の報告をした。「何を言ったかは、あまり言いたくない」と言葉を濁したが、表情には喜びが漂っていた。
 会見に同席した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「優勝できれば横綱への道が開ける。自分の弟子がそうなったら最高」と期待を込める。
 先輩の大関陣は、不振が目立つ。24歳の日馬富士は「強い大関になれるように頑張る」と力強く結んだ。

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2008年12月24日のニュース