トヨタ車体 ストレート勝ちで初制覇

[ 2008年12月24日 06:00 ]

初優勝を決め、選手らに胴上げされるトヨタ車体の葛和伸元監督

 バレーボールの全日本選手権最終日は23日、川崎市とどろきアリーナで決勝を行い、男子は東レが前身の全日本男女選手権を含めて2大会ぶり6度目、女子はトヨタ車体が初優勝を果たした。東レは主砲ボヨビッチの強打と、センター篠田のブロックが効果的に決まり、パナソニックをストレートで下した。トヨタ車体は都築の強烈なジャンプサーブと、元ブラジル代表アタッカーのコロンボのスパイクで押し、栗原が精彩を欠いたパイオニアを3―0で破った。

 下馬評の低かったトヨタ車体が初の主要タイトルを獲得した。日本代表も特別長身の選手もいないが、かつて女子日本代表を率いた葛和監督が往年の「根性バレー」を導入。朝7時から夕方5時まで徹底的に基本を反復させ、夜も筋力トレーニングを課した。葛和監督は「うちは1人でも欠けたら駄目。総合力で戦った」と目尻を下げ、都築主将は「監督の情熱が伝わってきた。うちはそれぐらいやらないと勝てない」と話した。

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2008年12月24日のニュース