同じライオンズでも…NFL初の16戦全敗あるかも

[ 2008年12月3日 10:07 ]

タイタンズ戦で大差を付けられ、立ち尽くすライオンズのマリネリ監督(中央)

 米プロフットボールのNFLが地区優勝やプレーオフ進出の行方を左右する終盤戦に入る中、開幕から低迷するライオンズが不名誉な記録に近づいている。11月27日のタイタンズ戦で連敗は「12」に伸び、16試合制のシーズンでは初の全敗が現実味を帯びてきた。

 感謝祭だった27日の試合は全米にテレビ中継され、士気も高まるかと思われたが、結果は恥の上塗りだった。AP通信によると、DBフィッシャーが「最初から最後までひどい試合」と嘆いたように10―47の大敗。QBカルペッパーのパスは振るわず、防御は崩壊。タイタンズのRBホワイトには「偉ぶるつもりはないけど、負けようがなかった」とまで言われた。
 NFLでは、1976―77年にバッカニアーズがシーズン全敗となる14敗を喫した。ライオンズは2001―02年にも開幕12連敗を喫したが、次のバイキングズ戦で連敗を食い止めた経験がある。ただ、残り4試合となった今季は次戦のバイキングズがここまで7勝5敗、その次に当たるコルツが8勝4敗と前途多難だ。
 今季はQBキトナら主力選手が故障で戦列を離脱し、連敗を重ねて選手も覇気を失っているようだ。経営問題が深刻化する自動車メーカーが集まる地元デトロイトに、明るい話題を届けることはできるのだろうか。(共同)

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2008年12月3日のニュース