真央　ＧＰファイナル進出見えた！

　フィギュアスケートＧＰシリーズ第５戦のロシア杯の女子シングルで村主章枝（２７＝ａｖｅｘ）が３位となったことで、浅田真央（１８＝中京大中京高）のＧＰファイナル（１２月１１日開幕、韓国・高陽市）進出の可能性がグッと高くなった。

　ＧＰファイナルには上位６選手が進出するが、２戦を終了した安藤美姫（２０＝トヨタ自動車）と村主が２４ポイントでそれぞれ４、５位。２８日に開幕する最終戦のＮＨＫ杯（東京・国立代々木競技場）には、浅田と中野友加里（２３＝プリンスホテル）以外に強豪選手がおらず、事実上の一騎打ちと目されている。今季初戦のフランス杯ではジャンプの不調に苦しんだ浅田だが、２位でも２６ポイントに達し上位６位以内が確定する。リラックスした状態で臨めることは間違いない。

　＜ＮＨＫ杯は中野と“一騎打ち”＞中野はスケートアメリカ、浅田はフランス杯でそれぞれ２位。演技の合計得点で中野が上位となっている。最後のＮＨＫ杯は有力な外国勢がおらず実質的に“一騎打ち”の状態。両者とも「優勝」がファイナル進出の条件ではなく、２位以内なら合計ポイントは２６点以上となるため重圧は少ないか。ワン・ツーならば村主は７位以下に転落する。