川頭逆転V 星野6連覇/大田原マラソン

[ 2008年11月24日 06:00 ]

 第21回大田原マラソン(スポーツニッポン新聞社後援)は23日、栃木・大田原市の美原公園陸上競技場を発着点に2819人が参加して行われた。フルマラソンは男子が川頭健一郎(32)が2時間22分0秒で2連覇、女子は星野芳美(42)が2時間44分46秒で6連覇を達成。両者にはスポニチ杯が贈られた。また、エスビー食品の上野裕一郎(23)が10キロの部に出場し、29分13秒で優勝した。

 フルマラソン男子を制した川頭は「最後まで気持ちが切れず、持ち味の粘りの走りができた」と、34キロ付近で先頭をとらえて逆転V。今後は別大マラソンに出場予定で「2時間13分台の記録を狙いたい」と次の目標に向けて気持ちを切り替えていた。また、同女子を制した星野は「6連覇を達成できてホッとした。10年、20年先も勝ち続けたい」と満面の笑みで喜びを語った。

 <上野が独走>男子10キロは箱根で中大のエースとして活躍した上野が独走し、後続に1分以上の差をつけて格の違いを見せつけた。もっとも「大会記録を狙っていたが、調整不足でラスト3キロがきつかった」と後半にペースを落としたことを悔やんだ。来年1月の都道府県駅伝に出場予定で、「今は練習量重視で、来年の世界選手権出場が目標」と新たに照準を合わせていた。

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2008年11月24日のニュース