「走りたい」野口が神戸ハーフに参加

[ 2008年11月24日 13:13 ]

神戸全日本女子ハーフマラソン10キロの部にゲストランナーとして参加した野口みずき(中央)

 女子マラソンの野口みずき(シスメックス)が24日、神戸市で行われた神戸全日本女子ハーフマラソン10キロの部にゲストランナーとして参加し、2連覇を狙った北京五輪欠場後、レースとしては初めて公の場で走る姿を披露した。

 当初はプレゼンターとして表彰式だけに出席の予定だったが、前日の夜に「どうしても走りたい」と、急きょ出場を決めたという。この日は10キロを46分台と、好調時とはかけ離れたペースながら、最後は一般ランナーに交じり笑顔でゴール。小雨が降り、気温が約12度という悪コンディションだったが「気持ちよく走れました」とすがすがしい表情で話した。
 北京五輪欠場の原因となった左太ももの故障については、約2週間前にほぼ完治したとの診断を受けたという。現在はジョギングも再開し、本格的な練習に向けて体づくりを始めた段階。復帰レースについては「きちんと走れる体になってから出場したい」と話すにとどまった。
 ただ、沿道からの声援には心を強くしたようで「励みになった。本当に走ってよかった」。レース後は観客へ向け「4年後のロンドンへ向けて頑張りたい」と復活を誓った。

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2008年11月24日のニュース