ボルトとイシンバエワが最優秀選手

[ 2008年11月24日 09:04 ]

最優秀選手に選ばれたイシンバエワ(左)とボルト

 国際陸連(IAAF)は23日、ことしの最優秀選手に男子短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ(ロシア)を選出した。

 北京五輪の百メートル、二百メートル、四百メートルリレーで世界新記録を樹立したボルトは初、4年前のアテネに続いて世界新で五輪2連覇したイシンバエワは3年ぶり3度目の受賞。それぞれ賞金10万ドル(約950万円)を贈られる。
 北京の男子百メートル決勝で9秒69を記録したボルトは記者会見で「レースの映像を見ると今でもぞくぞくする。最高の瞬間として終生心に残るだろう」とコメント。イシンバエワは「(記録が伸びず)困難だった2年間を経ての受賞だから初めてのように感じる」と語った。

 ≪偉業たたえ合う≫受賞記者会見で並んだボルトとイシンバエワは、お互いの偉業をたたえ合った。北京五輪で短距離3冠に輝いた22歳のボルトについて、イシンバエワは「わたしは1種目が終わったら空っぽだったのに、百メートルで勝った後にさらに2種目もこなすなんて考えられない」と脱帽。ボルトは「自分には(室内外で通算)24度も世界記録を塗り替える方がすごいこと。それに僕ができないバックフリップ(後方宙返り)も彼女は跳べる」と4歳年上の女王に敬意を表した。(共同)

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2008年11月24日のニュース