ハンセン不在残念だが…北島2冠獲る!

[ 2008年7月15日 20:47 ]

 北京五輪の競泳男子平泳ぎで2大会連続の2冠獲得を目指す北島康介(日本コカ・コーラ)が15日、約1カ月間に渡った米アリゾナ州での高地合宿から成田空港に帰国し、五輪本番に向け「自分のペースを第一にして、調子を上げていきたい」と語った。

 6月末から開催された米国代表選考会では、ライバルとみられていたブレンダン・ハンセンが二百メートルで予想外の代表落ちとなった。個人種目の出場は百メートルだけとなるが、北島は「百メートルでもベストで臨みたいし、二百メートルでも完ぺきな状態で出たい。相手はどうであれ百メートルも勝ちにいくつもりでやる」と2種目制覇へ意欲を示した。同時に、二百メートルでのハンセン不在には「残念と言えば残念」と話した。
 標高約2100メートルのフラッグスタッフでの合宿では、終盤は疲労のため体調をやや崩したが「総合的には質の高い練習もできた」と一定の満足感を示した。過去2度の五輪の経験を踏まえ、落ち着いた様子で「これからの練習が本番での記録を左右する。それを意識してトレーニングするのが大事」と話した。
 今後は東京都内で練習し、27日に北京入りした後、29日から韓国・済州島での直前合宿に参加する。

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2008年7月15日のニュース