桃子22位「甘くないぞと感じた」

[ 2008年7月15日 06:00 ]

22位に終わった上田(左)

 USLPGAツアーのジェイミー・ファー・オーエンス・コーニング・クラシック最終日は13日、オハイオ州シルバニア ハイランドメドーズGC(6428ヤード、パー71)で行われ、今大会が米本土での今季最終戦の上田桃子(22=ソニー)は1バーディー、5ボギーの75とスコアを崩し、通算4アンダー、280で22位に終わった。優勝は通算16アンダー、268のポーラ・クリーマー(21=米国)。この日は73を叩いたが、初日からの首位を守り切って今季3勝目、ツアー通算7勝目を挙げた。

【Go!アスリート上田桃子】

 米本土での今季最後の試合。9位から上位進出を狙った上田だったが、強風に悩まされて22位に終わり「足りないものがすべて出た感じで、日本でやるべき練習がはっきりした。甘くないぞと感じた」と唇をかんだ。

 唯一の見せ場は序盤の3番。12メートルのロングパットを沈め、バーディーとした。だが、続く4番でボギーとすると、6番ではピン左3メートルから3パットしてボギー。後半も流れは変わらず、スコアを3つ落とした。

 今季は米国で15試合を戦い、最高は2度記録した5位。それ以外はベスト10はなく、予選落ちも3度経験した。選手層の厚い米ツアーでは1打のミスが命取り。アプローチやパターの精度など課題を突きつけられ「出来は40点ぐらい。やはりこちらは難しいということ」と振り返った。

 次戦はフランスでエビアン・マスターズに出場。今季メジャー最終戦となる全英女子オープンに挑んだ後、8月から国内女子ツアーに参戦する。昨年、負けん気をパワーに日本の賞金女王に上りつめた22歳は「米国で優勝できなくて残念。来年は強くなって米国に帰ってきたい」と誓った。

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2008年7月15日のニュース