ボルト 向かい風で今季世界最高!

[ 2008年7月15日 06:00 ]

今季世界最高の19秒67をマークしたボルト

 陸上アテネGPは13日に行われ、男子二百メートルでウサイン・ボルト(21=ジャマイカ)が世界歴代5位、今季世界最高の19秒67をマークして圧勝。向かい風0・5メートルの条件ながら自己ベスト(19秒75)を楽々と更新した。男子百十メートル障害は世界記録保持者のダイロン・ロブレス(21=キューバ)が13秒04で優勝。同百メートルは世界選手権2位のデリック・アトキンス(24=バハマ)が10秒10で制した。

 <男子二百メートル>スタートでは出遅れたが、カーブから直線に入ってボルトは一気に加速。「練習の感じでは19秒5が出てもおかしくないと思っていた。自分が強いことを確信したよ」と本来得意とする種目での好タイムに納得の表情を浮かべた。“不滅の記録”と呼ばれるM・ジョンソン(米国)の世界記録まであと0秒35。「今年中(の更新)は無理。来年だよ」と語ったが、百メートル同様に世界記録保持者になる可能性も十分。五輪で2冠に挑戦するかは表明していないが、両種目とも金メダルの最有力候補であることは間違いない。

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2008年7月15日のニュース