朝青龍 テーピング外し気合で初日

[ 2008年7月15日 06:00 ]

朝青龍は下手出し投げで若ノ鵬を下す

  大相撲名古屋場所2日目、朝青龍が若ノ鵬を下し、2日目で初日を出した。初日は万全の体勢になりながら豊ノ島に逆転負け。負ければ休場の危機に直面する一番を迎え、痛めている右足首のテーピングを外して土俵に上がった。気合十分に飛び込むと終始攻め続け、豪快な下手出し投げ。支度部屋では「きのうのことが頭にあったから、一度落ち着いて立て直した」と語ったが、表情には余裕がなかった。

 この日も左上手を奪って有利な体勢をつくりながら攻めあぐねた。流れるような俊敏な攻めにはほど遠く、横綱に近い関係者も「まだまだですね」と心配そう。必死の土俵で最悪の事態を回避したが、3日目は難敵・安美錦戦。帰り際には「風邪をひいた。(点滴を)1本打ってくるわ」と漏らしており、いばらの道はしばらく続きそうな雰囲気だった。

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2008年7月15日のニュース