V2キーマン薗田は遼くん先輩!

[ 2008年7月15日 06:00 ]

練習ラウンドでティーショットを打つ薗田峻輔(右)左は宇佐美祐樹

 国別対抗戦の第33回富士ゼロックス日米大学ゴルフ選手権(スポニチ主催)は16日、埼玉県狭山市の東京ゴルフ倶楽部(男子=6946ヤード、パー71、女子=6410ヤード、パー74)で開幕する。14日は日米両チームが練習ラウンド。1年生ながらメンバーに抜てきされた薗田峻輔(明大)は日本チーム連覇のキーマンとなる。

 大会を2日後に控えた薗田は他のメンバーとコースの感触を入念に確かめながらラウンドした。「調子はグッドです。国際試合では同年代の米国の選手がどういうレベルなのかが分かる。楽しみ」と胸を躍らせた。

 通常、前年の大学での実績をもとに大会のメンバーが選出されるため、1年生での選出はまさに大抜てき。ただ、杉並学院高3年だった昨年にチームジャパンに名を連ね、また、今年も、プロ、アマの有望な選手が集まるスポニチカップU―23セガサミーオープンで優勝したように薗田の実力は誰もが知るところだ。

 団長を務める日本学生ゴルフ連盟の松本富夫会長も「1年生はメンバーに入りづらい事情があるが、彼は実績もある」と期待を寄せた。昨年は12年ぶりに日本が勝利を収めたものの、連続優勝となると96年に5連覇を達成したのが最後とあって「米国は選手層が厚い。初出場でも薗田君にはメンバーに入った以上、やってもらわないと」とV2へのキーマンに指名した。

 薗田は石川遼の高校の2年先輩としても知られるが「もっと自信をつけてからプロになりたい」と明大への進学を選択した。明大ではトレーニングなどは個人の裁量に任されているが、体幹部と下半身を鍛えて、球筋が安定。パットの精度も高まった。駆け足でプロに転向した石川を横目に着実に成長を続ける薗田が将来の米ツアーのスター候補に挑む。

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2008年7月15日のニュース