セリーナ、最大の敵は“重いコート”

[ 2008年5月26日 08:42 ]

女子シングルスで2回戦進出を決めたセリーナ・ウィリアムズ

 テニスの4大大会今季第2戦、全仏オープン女子シングルス1回戦で、3ゲームしか落とさずに2回戦へ進んだS・ウィリアムズは、満足感を示しながら「緊張もあった。彼女もいいプレーをした」と疲れた様子だった。

 持ち前のパワフルショットが、バウンドすると球速がぐっと落ちる土のコートでは簡単に決まらない。試合途中から雨がぱらつき、さらに重いコートになった。第4試合で日没も近く「厳しい条件だった」と言う。巨体を揺すり、懸命にボールを追い掛けた。第2セット3―1の第5ゲーム、ジュースを繰り返した末にキープしたことが大きく、ストローク戦で粘る世界ランキング61位を振り切った。
 今季はツアー3勝と好調。4月の米国でのクレーコート前哨戦でも優勝し「いい準備ができている」と自信がのぞく。昨年まで3連覇のエナン(ベルギー)が引退し、今大会は優勝候補筆頭にも挙げられている。粘り強く戦う体力が持続できれば、6年ぶりの優勝が見えてくる。(共同)

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2008年5月26日のニュース