泉 アジア選手権は恵まれたドロー

[ 2008年4月26日 06:00 ]

 北京五輪出場権を懸けた柔道のアジア選手権は26日、韓国・済州島で開幕する。25日は組み合わせ抽選が行われ、最も五輪出場権確保の道が厳しい状況にある男子90キロ級の泉浩(25=旭化成)は、比較的恵まれたドローとなった。

 アジアの得点ランク5位までに五輪出場権が与えられる男子で、90キロ級は現在5位とギリギリの状況だが、抽選に出席した全日本男子の持田達人コーチは「いい組み合わせ」と笑顔を見せた。決勝までに対戦するシード選手はともに長身の右組みで、泉が得意とするタイプ。左組みのシード選手はすべて反対のブロックに回った。

 午前中に約2時間の最終調整を行った泉は「自分は満足のいく結果を残したいだけ」と静かに闘志を燃やしたが、優勝で北京五輪に弾みをつける準備は整った。

 ≪小野は3回戦で強敵と対戦≫「厳しいと言えば厳しい」と表情を曇らせたのは、81キロ級の小野を担当する岡田コーチ。現在、ポイントで3位タイの同階級で3位以上なら北京はほぼ確実だが、3回戦で今年のドイツ国際を制した地元韓国の金宰範(キム・ジェボン)と対戦するドロー。眠れない日々が続き「ようやく最近、眠れるようになった」という小野は強豪撃破でぐっすり眠ることが目標となりそうだ。

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2008年4月26日のニュース