“真っ赤な”遼くん 1アンダー

[ 2008年4月26日 06:00 ]

第2日、石川遼は18番でバーディーを決めガッツポーズ

 男子ゴルフツアー・つるやオープン第2日最終18番、7メートルのバーディーパットを沈めると石川は右拳を何度も振った。通算1アンダーの141で暫定22位。「あれは3パットしていてもおかしくなかった。入ってくれて本当に良かった」。8時間30分に及ぶ長い1日の最後の最後に、予選通過を大きく引き寄せた。

 第1ラウンドをイーブンパーで終え、第2ラウンドは前半で2バーディー。しかし、後半の14番パー4でティーショットが右の松林を越え、隣の11番ホールのラフまで転がり落ちた。フェアウエーに戻すのに2打要し、4オン2パットのダブルボギー。一気に貯金を吐き出したが「残り4ホールで2つもチャンスホール(パー5)がある。早くダブルボギーが来て運がある」と切り替え、最後はバーディーで締めた。

 途中で黒のポロシャツを脱ぎ、ウエアは上下ともに真っ赤。ギャラリーから「全身真っ赤やでー」と笑われ、父・勝美さんには「ザリガニがゆでられたみたい」と酷評された。本人も「これ、センスないなと思った」と苦笑いしたが、「最終日にいい位置で回りたいという気持ちもある」と決勝ラウンドを見据えて力強く言い切った。

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2008年4月26日のニュース