井上が帰国、少ない可能性に懸ける

[ 2008年2月16日 17:00 ]

 柔道のフランス国際男子100キロ超級で5位に終わり、北京五輪出場が厳しくなった井上康生(綜合警備保障)が16日、成田空港着の航空機で帰国した。

 黒のセーターとジーンズのラフな姿の井上は「最後の最後までやり抜くのが自分の精神。残り少ない可能性でも頑張ってやっていく」と表情を変えずに語り、最後まで五輪出場をあきらめない姿勢を示した。
 現時点の五輪代表争いではライバルの棟田康幸(警視庁)石井慧(国士舘大)に水をあけられた。最終選考会となる4月の全日本選抜体重別選手権と全日本選手権が、最後のチャンスとなるが「まずは3月の予選。それに勝たないと次につながっていかない」と、3月2日の全日本選手権関東予選に集中する構えだ。18日から母校の東海大で練習を再開する予定。

続きを表示

2008年2月16日のニュース