元関脇隆乃若が引退相撲

[ 2008年2月16日 18:16 ]

 大相撲の元関脇で昨年秋場所で引退した隆乃若(31)=本名尾崎勇記、長崎県出身、鳴戸部屋=の引退記念大相撲が16日、東京・両国国技館で行われ、断髪式では同部屋で同期生の幕内若の里ら約220人が別れのはさみを入れた。

 素質に恵まれ、美男力士として人気のあった隆乃若。師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)に大銀杏を切り落とされ、「じーんときました。早く現役を辞めてしまった悔しさはありますが、一番一番を真剣に、精いっぱいやりました」と感慨深そうに話した。相撲協会には残らず、今後は未定。
 敢闘賞3回の隆乃若は1992年春場所初土俵で、長身を生かした突っ張りと四つ相撲で2003年初場所に新関脇。大関の座も期待されたが、両ひざなどのけがで未完の大器に終わった。

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2008年2月16日のニュース