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石破前首相 戦後80年所感に込めた危機感「検証は今しておかないと」 党内から異論も「批判は覚悟の上」

[ 2025年12月2日 19:31 ]

石破茂氏
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 石破茂前首相(68)が2日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)にゲスト出演し、退任前の10月に発表した戦後80年に合わせた「内閣総理大臣所感」について語った。

 所感では、先の大戦で開戦に至った理由を政府が軍部に対する統制を失ったためだと指摘し、政治が軍事に優越する「文民統制」の重要性を強調。日米開戦前に総力戦研究所が「日本必敗」と予測していたことや斎藤隆夫元衆院議員の「反軍演説」にも触れ、「冷静で合理的な判断よりも精神的・情緒的な判断が重視され、国の進むべき針路を誤った歴史を繰り返してはならない」と総括した。

 「何であんなことになったの?と。陸軍でも海軍でも政府のトップでもメディアでも、この戦争絶対勝てないよねって分かってて何で始めたの?っていうことでしょう。もし1年早く止めていれば沖縄であんなに人が死ななかった。広島でも長崎でも東京でもあんなに死ななかった。亡くなった方のほとんどが昭和19年から20年までですよね。何で始めたの?何で止められなかったの?ってことの検証は今しておかないと、戦争を経験した人は後10年経ったらほとんどいなくなるから」

 自民党内では2015年の安倍晋三元首相の戦後70年談話で「謝罪外交」に区切りが付き、所感は不要との意見があったが「どうしても残しておきたかった」という。所感は閣議決定しない形式で出したが「閣議決定するとなるとその前に党議決定しなきゃいかん。出すこと自体けしからん!っていう人いっぱいいたから。だったら形式にはとらわれないんだという、これは一種の自分なりの割り切りでした」と振り返り、「批判は十分覚悟の上です」と話した。

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