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小泉進次郎氏「知的レベル低い」“失礼”質問にも余裕の笑み「安心感持っていただけるよう」絶妙な返しも

[ 2024年9月6日 12:29 ]

<小泉進次郎氏出馬表明会見>記者からの質問に笑みを浮かべる小泉進次郎氏(撮影・大城 有生希)
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 自民党の小泉進次郎元環境相(43)=衆院神奈川11区=は6日、都内で会見を開き、12日に告示される党総裁選(27日投開票)に立候補することを正式に表明。フリーランスの記者から投げかけられた“失礼”な表現を含んだ質問にも、笑顔で謙虚な姿勢を見せるなど、若くさわやかな「スタイル」を貫いた。

 会見の中盤、フリーランスの記者から飛んだ質問に場は若干、ざわついた。「小泉さんがこの先、首相になってG7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのではないかと、皆さん心配しております。それこそ、日本の国力の低下になりませんでしょうか?それでもあなたはあえて、総理を目指されますか?」

 総裁選に臨む立候補者と記者の「真剣勝負の場」とは言え「知的レベルの低さ」は、相手を刺激する“失礼”なワードとも言える。それでも進次郎氏は余裕の笑みをたたえ、謙虚な姿勢で質問に返答した。

 「私に足らないところが多くあるのは、それは事実だと思います。そして完ぺきではないことも事実です」と認めたうえで「伸びしろ」と「成長力」を強調した。「しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームをつくります。そのうえで今まで培ってきたものを一人、一人、各国のリーダーと向き合う覚悟、そういったものは私はあると思っています」と落ち着いた口調で決意表明した。

 自信がある。2009年に初当選。以来、党内外の“猛者”から学び、仕事をともにしてきた。「各国のリーダーも多様な方がいますけど、自民党の中にもなかなか、多様な方々が多く、そういったなか15年間、野党の経験、与党の経験、積み重ねて参りました」と胸を張る。経験をもとに「しっかりと国際社会の舞台でも発揮して行って、国民の皆様に“大丈夫だな”と、安心感を持っていただけるように、最大限努力していきたいと思います」と語気を強めた。

 穏やかな表情で質問者の名前を確認したうえで「このようなご指摘を受けたことを肝に銘じて、これから“アイツ、マシになったな”と思っていただけるようにしたいと思います」と謙虚な姿勢で質問者を立てた。

 最後に「思い出したことは、同じようなご質問、ご意見を私は環境大臣の最初の記者会見で、ご指摘いただきました。2年間、環境大臣を務めさせていただいたあとに、そのベテランの記者さんとは、退任の時に花束を頂く関係になりました。そうなれればうれしいです」と笑顔で投げかけると、質問者も「分かりました。勉強してくださいよ」と応答。進次郎氏は、感情的になることはなく、さわやかなイメージを貫いた。

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