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イラン新提案「合意不可」 トランプ氏が不満表明 攻撃再開選択肢と圧力

[ 2026年5月3日 05:30 ]

米フロリダ州でイベントに出席するトランプ大統領ロイター)

 トランプ米大統領は1日、イランが戦闘終結に向けて新たに示した案で「私が同意できないことを求めている」と不満を示し、現時点で合意は不可能との認識を示した。具体的内容は明かさなかった。攻撃再開はしたくないとしつつ「選択肢の一つだ」と述べ、圧力をかけた。ホワイトハウスで記者団に語った。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、イランは新たな案で、米国が戦闘終結やイランの港湾封鎖解除を保証するなら、事実上封鎖するホルムズ海峡の開放条件を話し合う用意があるとの考えを示した。封鎖の即時解除を求めていた当初案より、態度を軟化させた。核問題の交渉は、米国の制裁緩和と引き換えに実施するよう求めているという。

 トランプ氏は、イランは合意を望んでいると改めて主張。一方、今後合意に達するかどうか「確信を持てない」と話した。イラン指導部内の意見対立が続いていることを主な理由に挙げた。南部フロリダ州で開いた集会では「早々に手を引いて、3年後にまた問題が起きるようなことにはしない」と述べた。

 イラン革命防衛隊に近いファルス通信は2日、軍事当局の高官が「米国は約束を守っていない」と述べ、戦闘が再開する可能性があるとの認識を示したと報じた。

 米ニュースサイト、アクシオスは1日、港湾封鎖でイラン産石油を積んだタンカーが足止めされ、イランに少なくとも48億ドル(約7500億円)の損失があったと米国防総省が試算していると報じた。

 イランの当初案は核問題を先送りする内容だったとされる。アクシオスによると、米側は核問題を含む内容に差し戻し、交渉中は核施設から濃縮ウランを移動させず、濃縮活動を停止するよう要求。国営イラン通信によると、イランは4月30日、仲介国パキスタンに新たな案を提示した。

 イランのアラグチ外相は5月1日、サウジアラビアやカタール、トルコなどの外相とそれぞれ電話会談した。米国が過剰な要求や挑発行動を改めるなら「外交を続ける用意がある」と語った。

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