【Animal ZOOm UP】大きな体に繊細な性格　愛嬌タップリの“海のカナリア”シロイルカ

　愛くるしい動物たちはコロナ禍で疲れた人々の心を癒やしてくれます。動物園や水族館の動物たちを紹介する「Animal　ZOOm　UP」。今回は「横浜・八景島シーパラダイス」の人気者、シロイルカです。

　「海のカナリア」と呼ばれる、小鳥のような鳴き声で迎えてくれたのはクルルとパララ。背びれを持たない白い大きな体で可愛らしい表情を見せるシロイルカは、横浜・八景島シーパラダイスの人気者。飼育員の松原友香さんは「繊細な性格で普段とは違う今の状況を理解している様子。また以前のように来園した方々に癒やしを感じてもらいたい」と笑顔を見せる。表情豊かに愛嬌（あいきょう）を振りまくシロイルカたちは今日も元気に過ごしている。（写真と文・会津　智海）

　◆シロイルカ　北極海、およびその周辺海域に棲息。体長と体重は雄が3.5メートルから5.5メートルで1100キロから1500キロ、雌が3メートルから4.1メートルで600キロと、サイズが大きい。前頭部にはメロンと呼ばれる脂肪組織があり、個体間のコミュニケーションをとる際などに使用される。体色は黒点などのない白色。冷たい海域に棲息するため、脂肪層が厚くなっている。

　▼取材協力・横浜・八景島シーパラダイス　1993年5月8日に横浜市金沢区八景島にオープンした、4つの水族館や遊園地、レストラン、ホテルなどがそろう複合レジャー施設。イルカショーや、実際に海の生き物と触れ合うことも可能で多くの家族連れやカップルでにぎわう。現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休園中だが、動物たちの様子を公式ツイッターで更新している。アクセスは「金沢シーサイドライン」の八景島駅から徒歩すぐ。

　※本記事の動画は「スポニチチャンネル」（https://www.youtube.com/channel/UCCDmd01WsuFBF8n3yMjHQ1A）で本日正午頃、公開予定。