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米アラスカ州で大型のワシが民家に突入 窓ガラスは崩壊 室内に破片が散乱

[ 2019年5月8日 15:54 ]

 米アラスカ湾に浮かぶコディアック島で、両翼を広げた長さが2・4メートルもあるワシが民家の窓ガラスを破壊して突入。他の部屋の窓もたたきわって室内にはガラスが散乱し、ダイニング・ルームにあった他のガラス製品や置物などを壊したあとようやく家の外に飛び出していった。

 地元紙コディアック・デイリー・ミラー紙やAP通信が報じているもので、ワシの“急襲”の被害にあったのはステイシー・スチュードベイカーさんの自宅。このワシは近所に捨ててあった冷凍オヒョウ(大型のカレイ)の切り身(重さ1・8キロ)をつかんで崖の上の巣に戻ろうとしたようだが、獲物の予想外の重さと、他のワシに追われたことが影響したのか、低空を高速でジグザグに飛ぶ事態に追い込まれた。

 その“迷える航路”にあったのが不幸なことにスチュードベイカーさんの自宅。このワシはガラス窓に激突して家の中に入り込むと、スチュードベイカーさんによる懸命の誘導を無視して、ダイニングルームやキッチンに侵入してしまった。小鳥とは違って翼を広げた長さが2・4メートルもあるために、次々に何かに接触しては破壊。ガラス窓も2つ割れ、その破片は窓から7メートル以上も離れた本棚にも散乱する事態となった。

 ようやくスチュードベイカーさんは、夫や駆け付けた近所の人たちと協力してこのワシを外に逃がしたが、そのときには家の中は崩壊状態。なおスチュードベイカーさんによれば、この一件から2日が経過したとき「あれは私が捨てたオヒョウでした。すみませんでした」と近所の人が謝罪に訪れたという。

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2019年5月8日のニュース