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宮崎キャンプ中のJ2新潟 ベテランFW小野「みんなが前向きに取り組んでいる」

[ 2026年1月14日 05:00 ]

個人のレベルアップにも目を向けて精力的に練習に取り組む小野(右)
Photo By スポニチ

 宮崎県都城市で1次キャンプを行っているJ2新潟は13日、2部練習を行い、午前は持久走、午後は初のゲーム形式の練習を行った。連日の厳しいメニューを精力的にこなしているのがベテランFW小野裕二(33)だ。公式戦ノーゴールだった昨季からの巻き返しを図り、キャンプ初日からチームを引っ張っている。

 大粒の汗をかき、グループの先頭で引っ張った。午前の約2750メートルを3本走る持久走で、船越優蔵監督に「いいぞ、裕二!」と声掛けされた小野は「余裕」と一言。午後も9対9のゲーム形式で体を張ったプレーを見せ「このテンションでやることが、おのずといい雰囲気で、いい強度のいいトレーニングができる」と言った。

 キャンプは5日目。依然としてボールを使わない走りだけのメニューが多い。体にきつい内容が続いているが、小野のチームを盛り上げるための明るい声が宮崎の空に響く。4勝12分け22敗の最下位でJ2に降格したチームを再建するため、ベテランFWは雰囲気づくりに貢献している。

 小野は「みんなが前向きに取り組んでいるのはいいこと。チームも個人も含めて、どんな状況になっても半年間、この状態をチーム全体としてキープしていくことが大事になる」と手応えをにじませる。暗い話題ばかりだった昨季。“ムード”の重要性を語り、率先して周囲に声を掛けている。

 個人としても再起を図る。昨季は11試合に出場。JリーグではG大阪時代の21年の7試合に次ぐ少なさで、鳥栖での19年以来、6年ぶりに無得点に終わった。「自分が一番やらないといけない」。チームに好影響を与えるためにも、まずは自らの成長に目を向ける。「監督も“必ずレベルアップできる”と言ってくれている。その言葉を信じて、与えられたものと、それ以上のものをやっていきたい」とモチベーションは高い。

 FW登録は今季4人と少なく、期待は大きい。戦術的な練習も始まり、攻撃ではゴールに向かう姿勢、質の高いプレーが求められている。「体がきつい中でも頭を働かせて、どういうサッカーをするのかを理解した上で個人のパフォーマンスにつなげていきたい」。ベテランFWの逆襲が始まる。(西巻 賢介)

 ○…チーム最年長となった37歳の舞行龍も元気いっぱいだ。持久走中も「しゃべりながら試合はやらないといけないから」とグループ内の士気を上げるために声を出し続けた。効果は抜群で「(普段は)口数少ないのに(新井)泰貴さえもしゃべっていた。きつかったけど、みんなで乗り越えた」と満足顔。ムードづくりは昨季まで最年長だった千葉(J3琉球)から学んだ部分で、今季はその役割も担う。

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