×

千葉OBの巻誠一郎氏「長かった。J2に落とした当事者として何とも言えない感情に」歓喜のメッセージ

[ 2025年12月14日 05:10 ]

明治安田J1昇格プレーオフ決勝   千葉1-0徳島 ( 2025年12月13日    千葉市・フクダ電子アリーナ )

千葉のJ1復帰を祝福する巻誠一郎氏
Photo By スポニチ

 千葉レジェンドで元日本代表FWの巻誠一郎氏(45)がスポニチに喜びの声を寄せた。テレビ解説のため、古巣がJ1復帰を決めた一戦をスタジアムで生観戦。09年11月8日の川崎F戦(等々力)でのJ2降格決定から5879日が過ぎ、当時の思いや来季への期待などを語った。

 僕たちが止めてしまったJ1の時間をまた進めてくれる。オリジナル10でジェフだけ取り残されていたので、本当にうれしい。J2に落とした当事者として、スタジアムでサポーターの皆さんが喜んでいる顔を見たら、何とも言えない感情になりました。本当に長かったですね。

 ジェフは特別なクラブです。降格する数年前から日本代表選手が5~6人移籍したけど、自分は他のクラブでプレーするイメージが湧かなかった。J2に落としたままクラブを去ったことは大きな心残りで、本来いるべき場所に戻ってほしいと常に思い続けていました。

 降格した試合(09年11月8日の川崎F戦)の内容はあまり覚えていません。必死すぎたからかな。ただ試合後に等々力競技場でサポーターにあいさつしたシーンは脳裏に焼き付いていています。奇跡の残留を決めた翌年にあっさりと降格してしまい、本当に申し訳ない気持ちでした。数年間は夢にもよく出てきましたね。さすがに最近はありませんが。

 今でも坂本さん(コーチ)や佐藤勇人(クラブユナイテッドオフィサー)とは連絡を取り合います。坂本さんとは毎年そろそろJ1に上がろうと話し、勇人とはクラブがどうなっていくべきか意見交換しています。クラブを離れた瞬間から恩返ししたい気持ちはずっと持っているので、いつか携わらせてもらえばうれしいですね。

 ここ数年で観客動員が伸びたのは今のサッカーがサポーターから認められている証だと思います。J1昇格に満足せず、まずは定着し、1歩ずつステップアップしてほしい。ここ数年は昇格クラブが1、2年で降格することが多いけど、ジェフは施設、サポーター、アカデミー、スポンサーなどJ1で戦える環境が整っているので、既にある基盤をより強固にすることが大事になると思います。今もジェフの試合を追う習慣は続いているので1人のファンとして期待しています。(元日本代表FW)

 ◆巻 誠一郎(まき・せいいちろう)1980年(昭55)8月7日生まれ、熊本県出身の45歳。大津高、駒大を経て03年に当時J1の市原(現J2千葉)に加入。東京V、熊本、ロシアのアムカル、中国の深センにも所属した。06年W杯ドイツ大会に出場し、国際Aマッチ38試合8得点。18年に現役引退し、熊本地震の復興活動から生まれたNPO法人ユアアクションの代表理事や障害者就労支援の会社の代表などを務める。身長1メートル84。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年12月14日のニュース