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クラブワースト18試合勝ちなしとなった新潟 ホーム最終戦も勝てず、入江監督「大きな責任を感じている」

[ 2025年12月1日 04:45 ]

明治安田J1リーグ第37節   新潟1-3柏 ( 2025年11月30日    デンカS )

<新潟・柏>サポーターの声援に耳を傾ける新潟イレブン(撮影・松永 柊斗)
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 既にJ2降格が決まっている新潟は30日、ホーム最終戦となった柏戦に1―3で敗れて2連敗を喫した。18試合勝ちなし(4分け14敗)となり、クラブワーストを更新。順位は最下位が確定した。後半10分までに3失点し、同27分にMF笠井佳祐(23)が1点を返したが、そこまでだった。最終節となる次節は6日、敵地でFC東京と対戦する。

 勝利から5カ月間も遠ざかる最下位の新潟と、4連勝中で優勝争いをする柏。力の差は歴然だった。2万5346人が足を運んだホーム最終戦も白星で飾れず、これで18試合勝ちなしとクラブワースト記録を更新。最下位も確定した。試合終了後のセレモニー。入江徹監督は深々と頭を下げた。

 「自分の力のなさでJ2降格になってしまい、大きな責任を感じている。本当にすみませんでした」

 ボール保持に優れる柏に対して状況に応じてメリハリをつけ、前からプレスにいくはずだったが徹底できなかった。空いた中央のスペースにパスを通されてピンチを迎え、後半10分までに細谷にハットトリックを許した。パスサッカーは昨季まで新潟の代名詞。しかし今季はスタイルがぶれてしまい、舞行龍は「柏はボールも人も動いて理想のサッカーをしていた」と認めた。

 ただ、戦術以上に攻守の切り替えの速さや強度という基本的な部分で上回られた。「(柏は)運動量も、出ていくところ、戻すところ、さすが素晴らしい力を持っていた」と入江監督。ポゼッションに優れる柏に、ボールを持っていない時のプレーの重要性を教えられる形になった。

 これで18試合勝ちなし。暗いトンネルの出口が見えないまま、残り1試合となった。セレモニー後にスタジアムを一周したチームには、今季は厳しい声も多かったサポーターから、温かい拍手と声援が送られた。

 今季2点目となる意地のゴールを決めた大卒ルーキーの笠井は「J2に降格しても、これだけ多くのサポーターが来てくれるのは当たり前じゃない。来年は一試合でも多く勝って、みんなで喜ぶ時間を増やせるように努力したい」と語り「最後こそ勝って終わりたい」と誓う。このままシーズン後半戦を勝利なしで終えるわけにはいかない。(西巻 賢介)

 ○…ホーム最終戦セレモニーでは、今季限りでの契約満了が発表された堀米、千葉、高木、岡本があいさつ。8年在籍した高木は「皆さんが(自分を)新潟の“キング”にしてくれた」と感謝し、今季が9年目の堀米は「家族を含めて愛してくれたことを忘れない」と涙を拭った。J2降格の責任を取って来年1月で退任する中野幸夫社長にも拍手が送られ「地域を大切にし、闘った中野社長の意志継承を」という横断幕も掲げられた。

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