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J2降格危機の新潟 14戦ぶりの勝利へ MF奥村が慣れ親しんだトップ下で躍動誓う

[ 2025年10月2日 04:30 ]

トップ下での活躍を目指す新潟・奥村(中央)
Photo By スポニチ

J1新潟は1日、新潟・聖籠町のアルビレッジで練習を一般公開して行った。前節のG大阪戦で今シーズン初めてトップ下で先発したMF奥村仁(24)は、試合は2―4で敗れたものの“本職”に戻って1ゴールと奮闘。現在4勝9分け19敗の最下位とJ2降格が迫る重苦しい雰囲気の中で、あえて自分のプレーに目を向け、結果でチームを変えていく。

 マークしづらいポジションに立ち、切れのある動きを繰り返す。ピッチの約3分の2を使ったゲーム形式の練習で、前線の中央に位置した奥村は縦横無尽に走り回った。「自分のプレーができれば、いい結果がついてくる。ライン間で受けて、スピードは負けないのでそこにこだわりたい」と力強く言い、トップ下での活躍を誓う。

 プロ2年目の開幕戦で先発を勝ち取ったのは左サイドハーフ。前半戦は新たなポジションで主力を張り、持ち前のスピードを生かしてチームに推進力を与えた。出場試合数は長谷川の32試合に次ぐ、2位の30試合を数えている。その中で前節のG大阪戦はトップ下で先発。C大阪のアカデミー時代から主戦場にしてきた慣れたポジションで「背後も取りやすいし、ニアゾーンも取れていた」とうなずく。1―1で迎えた後半4分にはチーム3位タイとなる今季3点目のゴール。勝利にはつながらなかったが、個人として結果を残した。

 逆転負けした悔しさはもちろんあるが、残り6試合へ思いを新たにした。「楽しかったし、自分らしいプレーができていた。トップ下で勝負したい」。そう語るのは得点、アシストに絡める自信があるからこそで「自分が点を決めればチームのためになる。比例させていければいい」と語気を強めた。

 この日は約250人のサポーターが練習場に訪れた。奥村はサインや写真撮影に30分ほどかけて応じる人気ぶりで「平日で、状況も状況なのにありがたい」と感謝する。クラブ歴代ワースト3位の13戦勝ちがないという苦境でも応援してくれるサポーターに感謝し、恩返しの勝利を見据える。

 C大阪U―18や関西福祉大時代にも勝てない時期を経験した奥村は言う。「勝ちきるには勢いある選手が出てこないと難しい。それに自分がなれればいい」。決して下を向かず、14試合ぶりの勝利を目指して走り抜く。(西巻 賢介)

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