【なでしこリーグ】名古屋が1部5年目で初優勝 若手が成長し守備も安定 チーム全員でつかみ取った頂点
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今季のプレナスなでしこリーグ1部は、朝日インテック・ラブリッジ名古屋が初優勝を飾った。2位の伊賀FCくノ一三重に勝ち点9差をつけて迎えた9月27日の第20節は、ホームの岐阜市・新日本ガス球技メドウで岡山湯郷Belleに1-2で敗れたが、伊賀FCはアウェイのニッパツ戦で0-0のスコアレスドロー。残り2試合を残して勝ち点8差となり、1部5年目で頂点を極めた
名古屋は21年に1部昇格。元日本代表FWの森山泰行氏が指揮を執った23年は勝ち点3差の2位、昨年は勝ち点5差の3位と、あと少しのところで優勝に届かなかった。昨季終了後には、チームを引っ張ってきた主将のMF三浦桃、副主将のMF市原理奈、DF長谷川朋佳が引退。3年ぶりに復帰した磯村健監督は「苦しい試合も多くなると予想していた」というが、選手たちは指揮官の想像を超えて成長した。
昨季まで控えだったDF堀内意、MF上田真子がレギュラーに定着。DF平尾愛穂はケガから復帰して定位置に。20代前半の選手の成長でチーム力が底上げされ、第6節から第12節までの7連勝で一気に抜けだした。
特筆すべきは安定した守備力だ。シーズン途中からキャプテンマークを巻いているDF橘麗衣を中心に粘り強く守り続け、第20節終了時点の11失点はリーグ最少。磯村監督は「攻撃的なサッカーを目指している中でも、現状の実力で結果を出していくためには守備の安定は不可欠。粘り強い守備はリーグ戦を戦いながら選手たちが自ら話し合ってつくり上げたものなので、とても価値あるストロングポイント」と高く評価している。
主将を務めたGK垣内愛菜、攻撃の中核を担ったFW江﨑杏那は、シーズン中にWEリーグのチームに移籍した。橘主将は「退団や移籍で選手が抜けてしまい、不安でいっぱいでした。しかし、一人一人いろんな思いがある中でもチームのために行動している姿を見て、このチームの強さはここにあると強く思いましたし、勇気をもらいました」と振り返る。互いを信じ合い、全力を振り絞るプレー。サマーブレーク明けの第16節は伊賀FCに敗れたものの、第17節からは3試合連続で3点差の勝利。第19節のASハリマアルビオン戦は先制を許した後に今季最多の4得点で初の逆転勝ちを収めた。リーグ戦には計26人が出場し、得点者は12人に上る。まさに全員でつかみ取った初優勝だった。
なでしこリーグの海堀あゆみ理事長は「なでしこリーグは〝地域とともに歩むリーグ〟であることを大切にしています。地域の皆さんに愛され、共に喜びを分かち合えることが、なでしこリーグの大きな魅力であり力です。名古屋の優勝は、まさにその姿を示してくれました」と賛辞を送った。
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