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【クラブW杯】開幕戦に登場するメッシのマイアミは“裏口”批判を封じる結果を出せるか

[ 2025年6月15日 00:38 ]

マイアミのメッシ(AP)
Photo By AP

 サッカーのクラブW杯が14日(日本時間15日)から米国で行われる。フロリダ州マイアミでの開幕戦には史上最多8度のバロンドール(世界最優秀選手)受賞を誇るアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(37)を擁する地元クラブのマイアミとアフリカ大陸屈指の強豪アルアハリ(エジプト)が顔を合わせる。

 マイアミにとっては2018年のクラブ創設から7年、20年のメジャーリーグ・サッカー(MLS)参戦から5年でたどり着いた晴れ舞台。マスケラーノ監督は「この大会はチームとしての立ち位置を確認する場となるだろう」と話す。世界の強豪が相手となるだけに「誰も我々が勝ち進むことは期待しないだろう」と状況を受け止めつつ「これはアドバンテージになる」と指摘。メッシも「私が持っている期待は他のチームでプレーしていた時とは異なる」と優勝候補ではない現実を受け止めながら「ベストのチームと対戦し、良い結果を残すことを楽しみにしている」と意気込みを語っている。

 マイアミにとっては開催国代表として真価を問われる舞台でもある。国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長は昨年10月19日のMLSレギュラーシーズン最終戦でいきなりマイアミのクラブW杯出場決定を発表。勝ち点1位に与えられる「サポーターズ・シールド」獲得が決まっていた中で最終戦を白星で締めくくり、リーグ史上最多を更新する勝ち点74を記録したとはいえ、シーズン優勝チームを決めるプレーオフを控えて唐突感が否めなかった。

 大会の目玉としてメッシを確保したいという組織優先の意思が透けて見えた決断には批判が集まり、米ヤフーは「どのクラブもレギュラーシーズンの勝ち点1位が出場権を得るとは知らなかった。出場枠の基準はシーズン前に公表されるか、でなければMLS(プレーオフ)王者に与えられるべき」と断じた。

 さらに東区第1シードとしてプレーオフに臨んだマイアミは、ワイルドカード争いを制した最下位第9シードだったアトランタに1回戦でよもやの敗戦。プレーオフ敗退の可能性を考慮していたと思われるFIFAの判断を、ロイター通信は「裏口でマイアミのクラブW杯出場を認めたことは先見の明があった」と痛烈に皮肉った。

 もっとも23年夏のメッシ加入直後、マイアミはいきなりMLSとメキシコリーグが合同で行うリーグス杯を制し、24年北中米カリブ海チャンピオンズ杯で8強入り。24年MLSのサポーターズ・シールド獲得で出場権を得た25年北中米カリブ海チャンピオンズ杯では4強に入るなど着実に力を付けていることは確か。過程が不透明だったクラブW杯の出場権獲得で批判を浴びるが、それに値することはピッチで証明するしかない。1次リーグA組ではパルメイラス(ブラジル)、ポルト(ポルトガル)とも対戦。メッシを先頭にマイアミの挑戦が始まる。

 クラブW杯はDAZNで全試合独占無料ライブ配信。

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