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新潟 樹森監督 勝負のリーグ後半戦へ “新潟スタイル”貫き降格圏の19位から巻き返す

[ 2025年6月8日 07:09 ]

何とか降格圏の19位から巻き返しを目指す新潟・樹森監督
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 リーグ前半戦を終えたJ1新潟・樹森大介監督(47)の本紙インタビューの第2回は、後半戦へのポイントを聞いた。3勝7分け8敗で降格圏の19位に低迷しているが、そこから巻き返すために一丸で攻撃的に戦っていく姿勢。11日の福山シティFC(広島県代表)との天皇杯2回戦を経て、J1残留を懸けた勝負の後半戦は15日、ホームでの横浜M戦からスタートする。(取材・構成、西巻 賢介)

 ――昨季は17位の柏が勝ち点41で残留し、18位の磐田が同38で降格。勝ち点40前後が残留の目安だが、勝ち点16からスタートする後半戦で必要なことは?
 「良かった時のアグレッシブさを取り戻さなければいけない。(今季の序盤は)攻守にもっとアグレッシブだった。今年の色を多少意識してみんなやってくれたところが、今は少し薄くなっている。ただ、チームがいい方向にいくように話し合いをして“新潟らしさ”にもう一回フォーカスしている」

 ――現代サッカーは、常に進化が求められる。
 「去年と違うのは強度がどんどん上がっている現代サッカーの中で、どこまでそこ(つなぐこと)をやるのかが、今年の一番の課題だった。去年をベースにして、どうやって良い方向にアップデートしていくか。そのバランスをまさに調整しながら、新潟らしさを表現しようと取り組んでいる」

 ――練習メニューで変更した部分は?
 「大きく変わってはいない。ポゼッションも年間通してやっている。(戦術的には)GKには大きなタスク、役割が出てくるとは思うが、一丸でミスを恐れず前向きにやるしかない。(プレスに対してどこまでつなぐかは)今までだったらここまでというのを(さらにつなぐことにこだわって)ここまでにしようとしたのが今。戦術の細かい話はできないが、新潟らしさというのは選手にとってパワーになる。それを表現することでアグレッシブさも出てくる」

 ――キープレーヤーは?
 「本当に全員だと思う。同じ方向を向ける選手がどれだけ集まれるか、僕がそうさせられるか、が一番大事。クラブ全体でしっかり勝ちにいこうとする雰囲気づくりを僕がマネジメントしていかなければならない」

 ――勝ち点を拾っていくポイントは?
 「いかに攻撃の時間を長くするか。前のアクションをしっかりすること。それで前半戦は得点を取り切れるシーンも多かった。それによってプレッシングの弱さが出てきているが、暑さもあってどのチームもプレス強度は弱くなる。今年は点を取れる選手が何人も出てきているので、ボールを持ちながら仕掛けられる」

 ――新潟らしさを貫く。
 「守ってショートカウンターとロングボールでリスクのないサッカーをやるのがスタンダードかもしれない。そっちの方がはっきり言って楽。でも僕らはそういう選手がそろっているわけでなない。選手の最大値を出すのは何かといったら、それ(新潟スタイル)だという結論に至っている。バランスはいい言葉だったかもしれないが、難しいジャッジが人によっては出てきたかもしれない。今は振り切れている。前に進める」

 ――最後に後半戦への意気込みを。
 「目標はJ1残留と言っていい。今、僕らができることは一試合、一試合、勝ち星、勝ち点を積み上げること。選手、スタッフ全員が同じ方向を見て戦えば、決して不可能な位置にいるわけではないし、連勝すれば全然違う世界になる」
≪終わり≫

 ◇樹森 大介(きもり・だいすけ)1977年(昭52)7月28日生まれ、埼玉県出身の47歳。現役時代はFW。前橋商―専大から湘南に入団し、その後は水戸、草津などでプレー。J2通算147試合出場で、7得点。06年から指導者となり、12~22年まで水戸ユースを指揮。23、24年は水戸のコーチを務めた。高3の長男、中3の長女を持つ父でもある。

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