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ボーフムが日本との交流促進でチーム力を底上げへ J2磐田に続いて筑波大とも提携

[ 2025年4月12日 05:00 ]

三好加入を伝えるボーフムの公式インスタグラム

 サッカーのドイツ1部ボーフムが日本との交流促進でチーム力向上を目指す方針を改めて示した。クラブ幹部がこのほど東京都内で日本メディアに対応。国際化戦略を語った。

 昨年締結したJ2磐田とのパートナーシップを3月25日に更新。今回の来日に合わせて昨年から進めていた筑波大とのパートナーシップも正式に結び、アカデミー戦略・開発担当のドミニク・ホルシュ氏は「人、知識、選手の交流を主軸に日本の選手がボーフムに来て互いにオンピッチ、オフピッチで学び合うような関係になれば。理想は日本の選手が我々のアカデミーからブンデスリーガのプロになること。それは関係者全員のメリットにもなる」と力を込めた。

 ボーフムと筑波は都市自体が姉妹関係にあり、ボーフム大と筑波大も交流。いずれもスポーツ活動や体育教育が盛んで、ボーフムのクラブスタッフは約半数がボーフム大のスポーツ科学部出身という。U―16、U―21のスポーツ・ディレクターを務めるマキシミリアン・ケーゲル氏もボーフム大出身といい「スポーツ科学は選手の経験と結びついてこそ情報として有益なものになる。サッカーはドイツ全土で人気があって、どちらかというと感情的なものだが、我々はファクトベースで科学と経験を組み合わせなければ」と訴える。

 ブンデスリーガは2部を含めた36チームに国際化を奨励。海外クラブや企業との提携、海外ツアーなど一定の条件をクリアすれば資金も援助する。ボーフムは過去に在籍した小野伸二や浅野琢磨らの存在も考慮して日本との関係強化を決め、昨春の来日時もクラブ幹部が浅野を「アカデミー選手の手本。食事もストイックでジムに一番最初に来て一番最後に帰る。才能だけでなく努力するからこそプロとしてやっていけるということを示してくれる」と称えていた。

 欧州クラブとの提携と言えば、日本側が学ぶことが多いように思えるが、ボーフムは交流強化による学習に意欲的。ドイツでは2018年ごろから育成年代で戦術重視の指導からテクニックとのバランス型に軸足が移り、ホルシュ氏は「日本のサッカーは非常にテクニカル。今回の提携で学べることは我々にとって大きなアドバンテージになる」と話す。日独ハイブリッドの育成や強化でチーム力の底上げを。ボーフムの試みに注目が集まる。

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