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【高校サッカー】高川学園 トルメンタ旋風再び! 前回王者・青森山田をのみ込んだ

[ 2025年1月1日 06:00 ]

第103回全国高校サッカー選手権2回戦   高川学園2ー1青森山田 ( 2024年12月31日    NACK5スタジアム大宮 )

<青森山田・高川学園>青森山田に勝利し、喜ぶ大森(左)ら高川学園イレブン(撮影・松永柊斗)
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 高川学園(山口)は伝家の宝刀「トルメンタ」が威力を発揮し、前回王者の青森山田を撃破。3大会前に話題になったトリックプレーからFW大森風牙(2年)が先制点を決めるなど、2―1で強豪を下した。

 高川学園の伝家の宝刀は生きていた。後半最初のCK。ゴール前で4人が手をつないでぐるぐると回る。マークを惑わせてから、輪をほどくと同時にキッカーがパスを放った。ショートコーナーで受けたDF柿本がシュート。左ポストに当たったが、こぼれ球をつないで最後はFW大森が決めた。

 青森山田をしのぐ運動量とハードワークで主導権を握り、ここ一番で繰り出したトルメンタは効果抜群。33分にもPKを決め、2得点した2年生FWは「青森山田を倒したい一心でやっていた。全員で戦えたことが一番良かった」と胸を張った。

 3大会前、奇策を武器に4強入りし、注目を集めた。だが快進撃は、準決勝で青森山田に0―6の大敗を喫しストップ。「一度もセットプレーがなかった。もっと体をつくらないと、全国では勝てないと思った」と反省した江本孝監督は食事の改善も含めてフィジカルを強化した。

 週に2度は筋トレや走り込みを実施。もちろん武器も磨きをかけた。試合中の攻め方は選手に任せており、特別に指示を出していなかったが、選手同士で話し合い、投入を決断した。「先輩のためにも、一度ぐらいやってくれないかと言ったらやってくれて、その流れで点が入るとは」と指揮官も驚く一発芸となった。

 旋風を巻き起こした当時、中学2年生だった金沢市出身の大森は「トルメンタを見て入学したいと思った」と言う。そして、3年後、自らが主役となり勝利に貢献した。次も優勝経験のある静岡学園が相手だ。「目標は日本一」。背番号10はトルメンタとともに頂点を目指す。 (大西 純一)

 ▽トルメンタ CKやFKのセットプレー時に複数の選手が手をつないで輪をつくり、ぐるぐる回って相手マークを幻惑するサインプレー。高川学園が21年度大会で初披露し、4強入りして大きな話題を呼んだ。輪を2つつくるなどのバリエーションもある。意味はスペイン語で「嵐」。

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