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J1最多594試合で指揮執った札幌・ペトロヴィッチ監督が退任会見「札幌で過ごした7年間は宝物」

[ 2024年12月10日 04:00 ]

報道陣から花束を受け取り笑顔のペトロヴィッチ監督(右)と杉浦コーチ兼通訳
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 18年からJ1札幌を率い、今季限りで監督を退任したミハイロ・ペトロヴィッチ監督(67)が9日、北海道札幌市内のホテルで退任会見に臨んだ。広島、浦和に続いて指揮を執った名将が札幌に別れを告げた。

 監督は会見の冒頭、来季9年ぶりのJ2降格となることを謝罪した。その上で「札幌で過ごした素晴らしい7年間はずっと心の中に宝物のように残っていく。攻撃的で見る者を魅了するサッカーをするのが仕事の一つだった。札幌がどういうサッカーをするかを日本に発信できたことは満足する部分ではある」と自己評価した。

 ペトロヴィッチ監督の功績は、過去に3度J1に上がった翌年に降格しエレベータークラブとやゆされたクラブに、攻撃スタイルを植え付けJ1に定着させたことだ。常にボールを保持する魅力的な攻撃サッカーで、札幌では就任初年度の18年にリーグ4位、19年にルヴァン杯準優勝と、ともにクラブ最高成績を残した。

 クラブは来季、決して簡単ではないJ2の舞台からの昇格を目指す。広島、浦和、札幌でJ1通算歴代最多594試合で指揮を執り、247勝を挙げた名将は「札幌のサポーターはうまくいかない時も応援し続ける。その姿勢を貫いてほしいし、シーズンに苦しい時は必ずある。そういう時にこそ応援してほしい。そういうサポーターがいれば1年で戻ってくれると思うし、そうなることを願っている」とした。

 1日の広島戦後、「95%」とした監督業からの引退については「監督のキャリアを終えるのは、なかなかはっきりと言えない」と話すにとどめた。ペトロヴィッチ監督の本質でもあるチーム、サポーターらへの感謝とリスペクトを最後まで貫き、札幌を後にした。(青木 一平)

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