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新潟・早川 2戦連続先発濃厚!持ち味攻撃面で6戦ぶり勝利導く

[ 2024年4月20日 04:15 ]

2試合連続先発が濃厚な早川
Photo By スポニチ

 J1新潟はきょう20日、アウェーで京都と対戦する。最終ラインに負傷者が続出している中で、DF早川史哉(30)が2試合連続で左サイドバック(SB)の先発に名を連ねそうだ。最終ラインならどこでもできるユーティリティープレーヤーが攻撃にアクセントを加え、チームを6試合ぶりの勝利に導く。

 他の選手とはひと味違うSB像が、早川にはある。サイドだけでなく、時にはゴール前にFWと並んで位置取り、「試合中にゴールのにおいがする時はあると思うので嗅ぎ分け、判断して得点できたらいい」と頼もしい。

 チームはDF陣にケガ人が相次いでいる。19日に聖籠町のアルビレッジで行った練習には、10日の練習で筋肉に張りを訴えた堀米、3日の磐田戦で負傷した遠藤は戻ったが、デンは「筋肉系のトラブル」(松橋監督)で参加せず。森も17日のルヴァン杯いわき戦で前半に左太腿を押さえて倒れ、途中交代した。

 その中でも鉄人ぶりを見せているのは早川だ。13日の札幌戦にフル出場後、いわき戦も前半38分から森に代わってピッチに立った。試合後バスで新潟に戻り、自宅に到着したのは午前1時半ごろ。その日は2時間しか寝られなかった。それでも京都戦前日練習も短パンをまくり上げて元気にこなし、「疲れていない」と言い切る。

 今季3試合目の先発だった札幌戦では安定した守備はもちろん、攻撃面でらしさを発揮した。SBながら好機にはペナルティーエリア内に進入。後半33分には小見のクロスに惜しいヘディングシュートを放った。

 新潟ジュニアユース時代はFWで活躍し、年代別日本代表にも選ばれただけに、前線でのプレーはお手のもの。マークのずれをつくる意味でもSBが前線に上がるメリットは大きく、「自分がこのチームで生きる部分」と、京都戦でもタイミングを見計らっている。

 オフだった18日は長男の1歳の誕生日を家族3人で祝った。「奥さんがいろいろ作ってくれて、ケーキとかを食べました」。幸せいっぱいに語り、メンタル面も充実する30歳が攻守で存在感を示し、チームを勢いづかせる。(西巻 賢介)

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