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リバプール首位陥落 遠藤スタメン復帰も敵地マンU戦“痛み分け” V争いは3位まで勝ち点1差の大混戦に

[ 2024年4月8日 01:25 ]

プレミアリーグ第32節   リパプール2ー2マンチェスターU ( 2024年4月7日 )

<マンチェスターU・リバプール>後半、ゴールを許し落胆する遠藤(中央)らリバプールイレブン(ロイター)

 リバプールは8日、敵地での6位マンチェスター・ユナイテッド戦に2ー2で引き分け。前日勝利したアーセナルと勝ち点71で並ぶも得失点差により首位陥落となった。前節“負傷”欠場したMF遠藤航(31)は2戦ぶりにスタメン復帰するもチームを勝利に導くことが出来ず。1ー2と逆転許した直後の後半24分に途中交代となった。

 リーグ首位のリバプールは2位アーセナル、3位マンチェスターCと三つ巴の優勝争いを繰り広げており、前日にはアーセナルとマンチェスターCがそろって勝利。マンチェスターCとは勝ち点70で並ばれ、勝ち点71に伸ばしたアーセナルが暫定首位に浮上。首位の座を守るためにも勝ち点3が必要な状況となった。

 そんな大事な一戦でMF遠藤は2試合ぶりにスタメン復帰。3月のFA杯準々決勝マンチェスターU戦では延長120分フル出場するも惜敗。この日の試合会場もFA杯と同じ「夢の劇場」と呼ばれる敵地オールド・トラフォードとあって“リベンジ”なるか注目が集まった。

 試合は前半開始早々から見応えある激しい攻防。中盤の底に入った遠藤はボール奪取や縦へのパスで好機を演出。スピード感ある試合展開なかで攻守に躍動した。

 すると前半23分に待望の先制点。右CKのチャンスからFWヌ二ェスが頭で左へと流すと、このボールをFWルイス・ディアスが右足ダイレクトボレーで鮮やかにネットを揺らした。

 1点リードで後半へ折り返したが痛恨のミスから失点を招く。後半5分、DFクアンサーの横パスが狙われMFブルーノ・フェルナンデスに奪われると、ハーフウェーライン付近からダイレクトロングシュート。見事な技術で“ガラ空き”のゴールへと流し込まれ、同点に追いつかれた。さらに同22分には18歳のMFメイヌーに鮮やかなシュートを決められ、逆転を許してしまった。

 ここですかさずクロップ監督が動き、MF遠藤に代えMFエリオット、FWヌ二ェスに代えFWハクポを投入。MF遠藤は故障明け、1点を追いかけることになった影響もあり後半24分までのプレーとなった。

 そして同39分、代わって入ったMFエリオットがエリア内で倒されPKを獲得。このチャンスにFWサラーがアウェーサポーターからのプレッシャーをはねのけ同点ゴール。得点ランクトップのマンチェスターC・ハーランド(19得点)にあと2点に迫る17点目をマーク。辛くも引き分けに持ち込み、勝ち点1を獲得した。

 アーセナルとは勝ち点71で並ぶも得失点差により2位となり首位陥落。優勝争いは首位アーセナルから3位マンチェスターCまで勝ち点1差に3チームがひしめくさらなる大混戦となった。

<プレミアリーグ上位3チーム順位表>
1位アーセナル 22勝5分け4敗 勝ち点71 得失点差+51
2位リバプール 21勝8分け2敗 勝ち点71 得失点差+42
3位マンチェスターC 21勝7分け3敗 勝ち点70 得失点差+40

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