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新潟・新井が電撃移籍 広島へ「悩んだ末決断」 松橋監督は「こういうことがある世界」

[ 2024年3月22日 04:45 ]

移籍の経緯を語る新井
Photo By スポニチ

 J1新潟は21日、DF新井直人(27)が広島に完全移籍することを発表した。新井は聖籠町のアルビレッジで囲み取材に応じ、移籍の経緯などを語った。

 今季は副主将に就任。左サイドバック(SB)で開幕スタメンを勝ち取り、いきなり今季初ゴールを決めるなど3試合に出場していた。開幕1カ月後という時期の電撃移籍に「1週間くらい前に移籍の話があり、悩んだ末に決断した。残されたサッカー人生の中でどこに行きたいのか考えたところ、違う環境に身を置いてプレーしたい気持ちもあった」と苦悩を語った。27歳という年齢や、日本代表入りを目指す中でさらなる飛躍を求めての決断となった。

 寺川強化部長は「時期も時期なのでクラブとしてはしっかり残ってほしいという気持ちはあったが、最後は本人の決断を尊重した」と明かした。東京V戦翌日の17日に話し合いの場を設けたという。

 この日の練習前には新井がチームメートに移籍のあいさつを行った。松橋監督は「こういうことがある世界なので、これが現実。彼がいないのは寂しいけど残念という気持ちにはなっていない。お互いがあるべき姿で成長していければいい」。今後は優勝を争うライバルチームとして、互いにしのぎを削っていくことになる。

 今回の移籍について新井は「いろいろな意見があって当然だと思う。新潟のサポーターの応援は僕の力になったし、理解してもらうのには時間がかかるかもしれないが、ここで過ごした日々は妥協せずにやってきた自信がある」と時折涙を浮かべながら感謝の気持ちを口にした。22日に広島の練習に合流する。

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