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U23国内組 国際親善試合マリ代表戦は“見本市” 欧州クラブスカウト陣が視察へ

[ 2024年3月22日 04:30 ]

<U―23日本代表前日練習>会見で抱負を語る大岩監督
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 U―23日本代表はきょう22日、国際親善試合マリ代表戦に臨む。パリ五輪アジア最終予選(来月15日開幕、カタール)直前の重要な一戦を、欧州クラブのスカウト陣が視察することが21日、分かった。Jリーグでプレーする国内組にとっては、今後の海外移籍へ“見本市”となりそうだ。

 関係者によると、視察に訪れるのはフランス1部リヨン、イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスなど複数の欧州クラブ。21日に行われたA代表の北朝鮮戦も現地で視察していた。U―23代表にはA代表入りの経験があるFW細谷を筆頭に国内で主力として活躍する若手がそろう。パリ切符を手にすれば五輪1次リーグ同組になるマリとの“前哨戦”は、絶好のアピール機会となる。

 チームはこの日、会場練習で最終調整。あえて主将は決めておらず、大岩剛監督は会見で「チームで中心となっていく選手が複数いる」と語った。人材豊富なパリ世代が五輪への道も自らの将来も切り開いていく。


 ≪定位置奪取へ、川崎強い覚悟≫ MF川崎は所属の京都のホームでの一戦へ「代表のユニホームを着て堂々と戦っている姿、輝いている姿を見せたい」と意気込んだ。アジア最終予選に向け、海外組の招集が難航する中で国内組としてポジション定着を狙う。サバイバルを勝ち抜くため「ここでのプレーが今後につながる。ただの親善試合ではない。自分の将来が懸かった大事な一戦。大岩監督に自分が必要な存在だと示す」と強い覚悟を示した。

 ≪男子の出場権はアジア杯3位以内≫ 男子のU―23日本代表は4月15日にカタールで開幕するアジア最終予選を兼ねたアジア杯で3位以内に入れば8大会連続出場が決まる。4位ならギニアとのプレーオフに回る。日本協会によると、前回の東京五輪でアジア最上位だった日本が出場権を獲得すれば、きょう22日に親善試合で対戦するマリ、パラグアイ、イスラエルと同じD組に入る見込み。プレーオフに勝って出場すると、A組で開催国フランス、米国、ニュージーランドと対戦する。

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