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なでしこジャパン 五輪切符獲得へ運命の北朝鮮戦 “敵地”サウジ開催第1戦はスコアレスドロー

[ 2024年2月24日 23:57 ]

パリ五輪アジア最終予選第1戦   日本0―0北朝鮮 ( 2024年2月24日    サウジアラビア・ジッダ )

<北朝鮮・日本>競り合う日本代表DF清水(左)(ロイター)

 サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン(世界ランク8位)」は24日、パリ五輪アジア最終予選第1戦で北朝鮮代表(同9位)と0―0の引き分け。28日本拠(国立)での第2戦で五輪切符を懸け運命の大一番を迎えることになった。

 今回の試合開催を巡っては、当初は平壌の金日成競技場で開催予定だったが、日本サッカー協会(JFA)は8日に急きょ未定になったと発表。その後は中立地として中国・大連が有力となるも中国側が断ったため、一週間前になっても決まらないという前代未聞の事態に発展。最終的には決戦3日前になって、ようやく“アウェー”扱いとなるサウジアラビア・ジッダでの開催が決まった。

 W杯得点王のMF宮沢ひなた(マンチェスターU)やMF猶本光(三菱重工浦和)を負傷で欠く日本はDF熊谷紗希(ローマ)、MF長野風花(リバプール)、MF長谷川唯(マンチェスターC)ら主力が先発出場。前半26分にはショートカウンターからピンチを迎えるもGK山下杏也加(INAC神戸)がファインセーブ。同42分にはエリア内でFW田中美南(INAC神戸)がシュートを放つも相手GKに足で防がれゴールならず。0―0で前半を終えた。

 後半になり押し込まれる展開が続くも、クロスバーに助けられるなど最後までゴールを許さず0―0のまま試合終了。得点こそ奪うことは出来なかったが、アジア予選全4試合で無失点継続となった。なお、もう一方のアジア最終予選第1戦ではオーストラリア代表(同12位)が“大黒柱”のエースFWサム・カー(チェルシー)を怪我で欠きながらも敵地でウズベキスタン代表(同47位)に3―0の快勝。3大会連続5度目の出場に大きく前進した。

 ▼パリ五輪女子サッカー・アジア最終予選 2次予選を勝ち抜いた4チームが2組に分かれてホーム&アウェー(アウェーゴール適用外)で対戦し、勝利したチームが出場権を獲得する。なでしこジャパンは2次予選C組を3戦全勝の無失点で突破。北朝鮮は同B組で中国、韓国、タイという“死の組”に入るも2勝1分けという成績で突破を決めた。もう一方は五輪初出場を狙うウズベキスタンと、3大会連続5度目の出場を目指すオーストラリアが激突。

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