サッカー日本代表GK前川黛也　2年半ぶり招集　父・和也氏との親子二代キャップに意欲

キャッチング練習する前川（後方は大迫）（撮影・沢田　明徳）
Photo By スポニチ

　サッカー日本代表は9日、千葉市内で国際親善試合2試合（13日カナダ戦、17日チュニジア戦）へ向けた合宿をスタートさせた。

　この日はGK前川、大迫、DF毎熊、谷口、中山、伊藤洋、板倉、MF伊藤敦、田中碧、FW浅野の10選手が参加。ピッチと室内に分かれそれぞれ約50分ほど汗を流した。

　21年3月以来、2年半ぶりの招集となったGK前川黛也（29＝神戸）は親子二代での代表キャップに意欲。前回招集時は出場がなかった。父・和也氏も元日本代表で国際Aマッチ17試合に出場したGK。94年アメリカW杯出場を逃した「ドーハの悲劇」でも代表メンバーだった。黛也は「こういう場所に来て、父は複数の試合を重ねていてすごく偉大だなと感じるけど、僕自身もそこを目指していきたい」と闘志を燃やした。

　神戸では全29試合にフル出場する不動の守護神。「持ち前のシュートストップのところもそうですし、ボールを持っていないところでの裏のスペースのカバーであったり、クロスボールであったり、ボールに触れてない時間帯でのプレーも、自分の中ではちょっとずつ良くなってきている。自分の良さを一貫して出すことが大事になってくる」とアピールを誓った。