川崎Fが湘南との神奈川ダービー制し公式戦3連勝　山田＆ダミアンが2トップそろい踏み

明治安田生命J1リーグ第28節   川崎F2―0湘南 （ 2023年9月24日    国立競技場 ）

＜湘南・川崎F＞前半、PKを決め喜ぶ川崎FのFWダミアン（中央）と祝福するFW山田（右）
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　川崎Fが国立に5万4243人を集めた湘南との「神奈川ダービー」を制した。これでFC東京との「多摩川クラシコ」、ACL初戦の敵地ジョホールDT戦と合わせて公式戦3連勝。

　鬼木達監督は「ACLから帰ってきてコンディションがきつい選手もいたけど、そうした中で自分たちの狙いを持った戦いができた。3試合連続でゼロに抑えたことも評価できる」と選手を称えた。

　FWレアンドロ・ダミアン、FW山田新の2トップが機能した。大卒新人の山田は前半11分、ダミアンのポストプレーを起点につながったパスを、右足ダイレクトで流し込み先制点。「ヤス君（脇坂）がやさしいダイレクトで打てるボールを置いてくれて、うまく流し込めた」と仲間に感謝した。国立では元日のインカレ決勝で、桐蔭横浜大のエースとして、チームを日本一に導く劇的ゴール。「いいイメージはある。また決められて良かった」と喜んだ。

　同34分にはMF瀬川がPKを獲得し、ダミアンがキッカーに名乗り出た。一度はセーブされるも、VARで確認の結果GKが早く動いたとして蹴り直し。2度目は真ん中に豪快に蹴り込み、待望の今季初得点を挙げた。今季故障に悩まされてきたダミアンだが「状態も良くなってきた」と表情は明るかった。