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元なでしこ・岩渕真奈が引退 8日に会見「自分の口からしっかり思いを伝えさせていただけたら」

[ 2023年9月2日 04:34 ]

SNSで引退を表明した岩渕真奈

 サッカー女子の元日本代表で11年W杯優勝メンバーのFW岩渕真奈(30)が1日、自身のSNSに「プロサッカー選手を引退することに決めました」と投稿し、現役引退を表明した。6月にアーセナル(イングランド)を退団していた。8日に都内で会見する。

 幼い頃から天才少女と呼ばれ、巧みなドリブルから“マナドーナ”の愛称で注目を集めた岩渕がスパイクを脱ぐ。自身のSNSでは「サッカーが大好きで、サッカーで出会った人たちが大好きで、何より自分のサッカー人生が大大大好きでした。本当にありがとうございました」と思いをつづった。

 日テレ東京Vの下部組織出身の岩渕は13年にドイツへ。INAC神戸でのプレーを挟んで、イングランドでも活躍した。W杯はチーム最年少の18歳で初優勝に貢献した11年から3大会連続で出場。21年の東京五輪で10番を背負うなど長年「なでしこジャパン」をけん引したが、2大会ぶりに8強入りした7~8月のW杯オーストラリア・ニュージーランド大会は代表から外れていた。

 今後についても記者会見で語られる見込み。岩渕は「(会見で)自分の口からしっかり思いを伝えさせていただけたらと思う」とした。

 ◇岩渕 真奈(いわぶち・まな)1993年(平5)3月18日生まれ、東京都出身の30歳。小2でサッカーを始める。07年に14歳で日テレ・メニーナからトップチームの日テレに登録され、リーグ優勝を3度経験。13年ホッフェンハイム、14年Bミュンヘン、17年INAC神戸に移籍し、21年からイングランドのアストンビラ、アーセナル、トットナムでプレー。なでしこジャパンでは通算90試合で37得点。11年女子W杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダル。1メートル56。

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