川崎FがJFL高知の“ジャイキリ”をついに阻止　CKから佐々木が決勝点「次にしっかりつなげられた」

天皇杯4回戦   川崎F1―0JFL高知 （ 2023年8月2日 ）

　川崎―高知ユナイテッド　後半、競り合う川崎・佐々木（左）と高知ユナイテッド・田尻＝高知県立春野総合運動公園陸上競技場
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　天皇杯の4回戦が各地で行われ、川崎FがJFL高知を1―0で下して準々決勝進出を決めた。

　J1勢を2度も破ってきた高知の“ジャイキリ”を、ついに止めた。攻撃では堅い守備ブロックにスペースを消され、守備では後半14分に速攻から決定的なシュートを放たれDF高井が渾身（こんしん）のブロック。格下に手を焼き続けたが、迎えた同35分の右CKだった。

　3分前に投入されたばかりのDF佐々木が、「あそこを詰めるのはずっと意識している。いいところにこぼれてきたので良かった」とFW山田のボレーシュートをGKがはじいたこぼれ球にすばやく反応。頭で押し込み、7000人以上が詰めかけた敵地でスコアを動かした。

　ボール支配率で圧倒しながら攻めあぐねた試合を制し、タイトルに一歩近づいた。背番号5は「いい勝ち方とは言えないかもしれないが、次にしっかりつなげられたので、この勝ちを次のリーグ戦につなげられるようにやっていきたい」とし、「獲れるタイトルは全て獲りたい」と優勝を見据えた。