なでしこ新背番10は長野　選外岩渕の分まで「甘いプレーできない」　国内最終合宿スタート

背番号10に決まった長野は練習で軽快な動きを見せる（中央）
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　20日開幕する女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会に臨む日本代表「なでしこジャパン」は10日、仙台市内で国内最終合宿をスタートさせた。開幕まで10日となったこの日は背番号が発表され、FW岩渕真奈（30）のメンバー外で注目された10番は、MF長野風花（24＝リバプール）が背負うこととなった。

　池田監督が就任した21年10月以降、岩渕の不在時に背番号10を任されてきたボランチが大舞台でエースナンバーをつける。「ブチさん（岩渕）はずっと日本サッカーを引っ張ってきて、素晴らしい選手だというのも分かっている。その番号を背負って、甘いプレーはできない」。さまざまな思いを胸に、ピッチではチームのために泥くさくプレーする覚悟だ。

　池田監督と世界を制した18年U―20女子W杯でも10番としてピッチに君臨。現代表では中盤で起点となり、かじ取り役が期待される。「澤（穂希）さんだったり今までの10番の方への憧れは小さい頃からあった。でも自分なりの新しい10番をつくりたい」。まずはW杯前最後の親善試合となる14日のパナマ戦で、新10番の真価を示す。