×

新潟・伊藤涼太郎 移籍前ラストマッチの京都戦で感謝のゴールを

[ 2023年6月11日 04:30 ]

普段通りに移籍前最後の練習を終えた伊藤
Photo By スポニチ

 J1新潟は11日、ホームで京都と対戦する。この一戦を最後にベルギー1部のシントトロイデンに移籍するMF伊藤涼太郎(25)だが、平常心で戦うことを強調。サポーターの記憶に残るプレーで4試合ぶりの勝利を置き土産に、海を渡る覚悟だ。

 京都戦に向けての最終調整。伊藤はおなじみの居残りシュート練習で締めくくった。「毎日の練習は常に100%やることを心がけているので、今日も悔いなくやれた。特にみんなからも何もなかったし、通常通り。淡々とやりきった感じ」とクールに振り返った。

 チームは5月14日の横浜戦以来、リーグ戦は3試合勝利から遠ざかっている。「自分は日本では最後の試合になるが、チームとしては京都戦に向けて全力を尽くすだけ。僕がいなくなるから特別に何かをするってわけじゃなくて、新潟の選手として僕は最後までしっかりと仕事を全うするだけ」。自身のラストゲームだからではなく、あくまで新潟の一員として4試合ぶりの勝利を目指す構えだ。

 今季は4月15日の福岡戦でのハットトリックを含め、いずれもチーム最多の7得点4アシストをマーク。松橋監督は「得点や、得点に関わるパスとかで見せ場をつくってくれるのではないかと思う。やっぱりそういったところで伊藤涼太郎らしさを出してくれれば」と期待を寄せる。

 7日の天皇杯2回戦・JFLレイラック滋賀戦後には、京都戦に向け「絶対に勝ちたい。記憶や記録に残るプレーがしたい」と語っていた。「記憶に残るプレーとはやはりゴールに関わるところ。自分のゴールで勝ちたいし、自分のアシストとかでゴールに関わる仕事をして勝ちたい」と“惜別弾”での勝利を置き土産とする考えだ。

 京都戦は今季最多の2万8000人の来場が見込まれる。「来ていただいた方に満足して帰っていただきたい」。これまでのサポートへの感謝の気持ちを込めて、伊藤らしいプレーを披露する。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年6月11日のニュース