×

メッシ「正式オファーなかった」 バルサ復帰叶わず…メディアに苦言「多くの嘘が語られてきた」

[ 2023年6月8日 16:41 ]

パリ・サンジェルマンのメッシ(AP)
Photo By AP

 サッカーのアルゼンチン代表でフランス1部パリ・サンジェルマン退団が決まったFWリオネル・メッシ(35)が米MLSマイアミに加入することを明言。スペイン紙のムンド・デポルティボとスポルトによる合同インタビューで「私や私の家族に対する多くの嘘がたくさん報道されて傷ついた」と明かした。

 メッシは21年夏まで在籍した古巣バルセロナ(スペイン)復帰や2年総額12億ユーロ(約1798億円)の超高額オファーが報じられていたアルヒラル(サウジアラビア)移籍の可能性が取り沙汰されていたが、最終的には元イングランド代表MFベッカム氏が共同オーナーを務めるマイアミ移籍を決断。詰めの交渉を残しているというものの、13歳で母国アルゼンチンからバルセロナの下部組織に加入後、初めて欧州を離れることになり「違う形でサッカーと日々の生活を楽しみたい」とコメント。

 古巣に関しては「バルセロナへの復帰を目指し話し合いを続けたが、正式なオファーは届かなかった。移籍することでバルセロナが他の誰かを売却したり、選手の給与を削減しなきゃいないという状況は耳にしていたので、残念ながら別の道を歩むことにした」と説明した。

 さらに自身の移籍報道などに関しメディアからの多くの“虚偽情報”に苦しめられたことも告白。「これまで多くの情報が流れ、多くの嘘が語られてきました。もちろん報道の全てを否定することはできません。しかし、平気で嘘をつき、その情報が間違いであっても何の影響も受けないジャーナリストがたくさんいることが分かりました。例えばそれは私がブシ(ブスケツ)やジョルディ(アルバ)と一緒にサウジアラビアに行く予定で、既に全ての手配ができているというものでした。ですが、私は彼らと一緒にどこかに行くことに同意したことはありません。自分の未来は自分で決めているので、彼らがどうなるかは分かりません」と主張。

 他にも「私の息子がパリでの生活について苦労しているという報道がありましたが、実際はその逆で子供たちは既に馴染んでいて、ここを離れたくないとまで言ってました」と説明。「なのでマイアミでの新しい冒険において、メディアが私の家族に干渉してくることが気がかりです。私や家族がアメリカでの生活を楽しめるようにして欲しいと願ってます」と呼びかけた。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年6月8日のニュース