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メッシ 自らマイアミ移籍を明言「バルセロナ復帰の条件は満たされなかった」 将来は米国でオーナーの道も

[ 2023年6月8日 09:14 ]

パリ・サンジェルマンのメッシ(AP)
Photo By AP

 サッカーのアルゼンチン代表でフランス1部パリ・サンジェルマン退団が決まったFWリオネル・メッシ(35)が7日、米MLSマイアミに加入することを明らかにした。スペイン紙のムンド・デポルティボとスポルトによる合同インタビューで「自分と家族のことを考えて決断した」などと語った。

 21年夏まで在籍した古巣バルセロナ(スペイン)復帰や2年総額12億ユーロ(約1798億円)の超高額オファーが報じられていたアルヒラル(サウジアラビア)移籍の可能性が取り沙汰されていたが、最終的には元イングランド代表MFベッカム氏が共同オーナーを務めるマイアミ移籍を決断。詰めの交渉を残しているというものの、13歳で母国アルゼンチンからバルセロナの下部組織に加入後、初めて欧州を離れることになり「違う形でサッカーと日々の生活を楽しみたい」と語った。古巣に関しては「バルセロナへの復帰を望んでいたが、その条件が満たされなかった。残念ながら別の道を歩むことにした」と説明した。

 メッシにはクラブからの報酬に加え、MLS配信の新規契約者から得た収益の一部配分に加え、新規MLS参入クラブの株式を優先的に購入する権利も与えられると報じられている。これはベッカム氏が07年にRマドリードからギャラクシー入りした際に与えられたものと同様で、同氏はこの権利を行使することでマイアミの共同オーナーとなっている。メッシも将来的にオーナーとなる可能性はありそうだ。また、ベッカム氏はギャラクシー在籍時にACミラン(イタリア)への期限付き移籍を繰り返しており、メッシにはバルセロナへの期限付き移籍が実現する可能性は残されたと言えそうだ。

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